愛着(アタッチメント)とは

愛着という言葉を聞いたことがありますか?
「愛着(アタッチメント)とは特定の人に対する情緒的なきずな」のことをいいます。
発達心理学という心理学の学問領域における専門用語で、イギリスの児童精神医学者ジョン・ボウルビー(John Bowlby)が、1960年代に「アタッチメント理論(愛着理論)」として提唱したもので、その後、メアリー・エインズワースの「安全基地」や「アタッチメントスタイル」などの概念によって、さらに構造化され、その後1980年代、アタッチメント研究は、メインやハザン、シェーバーなどによって大人にまでその対象が広げられました。
ジョン・ボウルビー は「愛着は生後6カ月から2歳頃までの間に形成される」とも言っています。

子供が不安を感じた時、親(養育者)にしっかりとくっつく、またはくっついてもらうことを通して自分の安全の感覚や安心を得られる仕組みが愛着(アタッチメント)であるといいます。
つまり、生後2,3歳ごろまでに親からしてもらった世話による身体の記憶(安心する、心地良い)なのです。

愛着は育てるもの

親子であれば必ず愛着の関係ができるというわけではありません。
赤ちゃんのときに、お腹が空いて泣いたときにミルクを飲ませてもらったり。おむつが濡れて気持ち悪いと泣いたとき、すぐにおむつを替えてもらうといった世話をしてもらい、自分の欲求を満たしてもらうことでその人との信頼やきずなが生まれます。優しく声をかけてもらい、愛情に満ちた肌のふれあいを通して自分は大事にされているという感覚を知ります。
愛着とは親子の双方で育むものなのです。
また、幼児期には、怖いと思った時に親のもとに逃げ込めるという安心感や、抱きしめてもらったり愛情深く見守ってもらえることで自分の感情を落ち着かせること(心や神経系の調整が)ができるようになっていきます。
こうして自分と親の間で愛着関係が形成されていきます。



乳幼児期の心の発達には、愛着の形成が大前提です。
愛着の形成は、子どもの人間に対する基本的信頼感をはぐくみ、その後の心の発達、人間関係に大きく影響します。乳幼児期に愛着に基づいた人間関係が存在することが、その後の子どもの社会性の発達には重要な役割を持ちます。 愛着とは、子どもが特定の他者に対して持つ情愛的な絆のことです(ボウルビィ)。
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